掌蹠膿庖症 両手 ステロイドの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
40歳 女性
12年ほど前から、掌蹠膿庖症で両手がジュクつき出して、病院でステロイドを処方されましたが
全然良くならない為、漢方薬で根本的に治したいと来店されました。
両手の皮がむけて、ジュクジュク汁が出る状態で痒みと痛みが酷いようです。
3~4日ほどして便が出る状態で、胃腸も弱く胃もたれが多いそうです。
目の疲れが酷く、目が痙攣する事がよくあるそうです。
顔も乾燥しやすくガサガサになりやすいそうです。
足もつる事が多いそうです。
耳と鼻にも膿が出て化膿しやすいそうです。
中国医学的に診ますと『湿熱血熱』『食積血虚』の状態と考えました。
その為、体の熱毒素、湿熱、血熱を解毒していく漢方、消化吸収を改善していく漢方、目の疲れをとっていく漢方、
血液を増やして筋肉をほぐしていく漢方をお渡ししました。
すると1か月ほどでジュクつきと痒みが良くなってきているという報告を受けました。
また、2キロほど痩せましたととても喜ばれております。
足のつる事や目の痙攣も無くなりましたと言われました。
1か月でこんなに良くなるならもっと早くきたら良かったと言われました。
2か月目には手は普通の綺麗な手になり、ガサガサや痒みもない状態になっていました。
K様は元に戻りたくない為、量を減らして予防の為に続けて頂いております。
中医学では掌蹠膿庖症は体の中に熱毒素、湿熱、血熱が溜まりやすくなりますと症状が悪化してくると考えます。
まずは、毎日の食生活を改めていく必要があります。
甘い物、脂っこい物、刺激物、味の濃い物の摂り過ぎは控えていきましょう。
昔と違って現代は物が腐らない時代です。
例えばパンを一日置いておくと、昔はすぐに硬くなりました。
二日置きますとカビだらけになるのが当たり前でした。
では、現代はどうでしょうか?賞味期限を切れたパンでもカビ一つはえるどころか、硬くなる事もさほどありません。
また、なぜそうなったのか?考えてみましょう!
答えは、防腐剤が多くの食材に含まれている為、物が腐らなくなっているんです。
これを素晴らしい事?と思うか、恐ろしい事?と思うかは人それぞれです。
結論を言いますと、毎日腐らない食材(防腐剤の多く含まれた食材)をたくさん摂る事で体の中に蓄積していきます。
そうすると、体の中に毒素がどんどん溜まってきます。
出口が無い為、皮膚から出て行こうとしていきます。
これが皮膚が悪化していく原因の一つです。
その為、毎日の食生活を是非改めていきましょう。
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